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Solaris10 システムアクティビティ情報の自動収集(sar)

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1.概要
システムアクティビティ情報の自動収集は、次のような手順になります。
■システム起動時のリスタートマークの書き込み
 svc:/system/sar:defaultサービスによる、実行
 
■定期的なシステムアクティビティ情報のサンプリングとレポート
 cronによる、sa1,sa2スクリプトの実行
以上により、/var/adm/sa/sadd (ddは日付) という、日毎のシステムアクティビティ情報ファイルと、/var/adm/sa/sardd (ddは日付) というレポートファイルが作成されます。
 
2.システム起動時のリスタートマークの書き込み
以下のコマンドを実行し、sarサービスを有効化します。
# svcadm enable svc:/system/sar:default
 
3.定期的なシステムアクティビティ情報のサンプリングとレポート
cronテーブルを編集し、sa1,sa2スクリプトを定期的に実行するように設定します。
# crontab -e sys
初期状態では、以下のような設定がコメント化されていますので、適宜修正して、コメント解除します。
# 0 * * * 0-6 /usr/lib/sa/sa1
# 20,40 8-17 * * 1-5 /usr/lib/sa/sa1
# 5 18 * * 1-5 /usr/lib/sa/sa2 -s 8:00 -e 18:01 -i 1200 -A
sa1がサンプリングを実行するスクリプトで、システムアクティビティの全種類の情報をサンプリングします。また、sa2がレポートを作成するスクリプトです。詳細については、man sarを参照してください。
編集が終了したら、cronサービスをリフレッシュします。
# svcadm refresh svc:/system/cron:default
4.システムアクティビティ情報の表示
作成されたレポートファイルを出力するか、sarコマンドで、出力したい情報についてサンプリングした情報を出力します。
例えば、sar -u -f /var/adm/sa/sa18 とすれば、18日の「CPU利用率」のレポートを表示できます。
FAQ システムパフォーマンスの監視コマンドは? も参考にしてください。