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CVSサーバーの設定について説明します。
1.ソフトのインストール
CVSがインストールされているかチェックします。
system SFWcvs cvs - Concurrent Versions System for version control
上記のように出力されない場合は、companion CD等からインストールしてください。(手順は省略します。)
2.設定
2.1リポジトリの用意
例)/var/cvsrootにレポジトリを作成する場合
$/opt/sfw/bin/cvs -d /var/cvsroot init
/var/cvsroot/CVSROOTというディレクトリが作成され、そこに各種設定ファイルができます。なお、/var/cvsrootディレクトリ内は、CVSを動作させる実ユーザIDで、アクセスできることが必要です。
2.2パスワード・アクセス制御ファイルの用意
CVSクライアントからCVSサーバーにアクセスする際に用いるユーザIDを以下のようにする場合を考えます。
anonymous :パスワード不要、リードのみ許可、Solarisの実ユーザーはruser1
cvsuser1 :パスワード必要、全オペレーション許可、Solarisの実ユーザーはruser1
・パスワードファイル
/var/cvsroot/CVSROOT/passwd
cvsuser1:bDhye34hr7:ruser1
なお、bDhye34hr7は、ユーザruser1の暗号化されたパスワードで、/etc/shadowからコピーします。
上記の場合、/etc/shadowで、ruser1の行が、以下のような場合を想定しています。
・アクセス制御ファイル
リードのみ許可するCVSユーザを登録します。
/var/cvsroot/CVSROOT/readers
(最後の行の後に改行を忘れないようにしてください。)
2.3inetd関連設定ファイル
/etc/inet/services
以下の行を追加します。
/etc/inetd.conf
以下の行を追加します。 (実際は1行です。)
もし、複数のディレクトリを指定したい場合は、"--allow-root=ディレクトリ"を複数個記述します。
3.動作確認
3.1ローカルでのアクセス確認
以下のコマンドで、バージョン情報が表示されることを確認します。
3.2ネットワーク経由でのアクセス確認
CVSサーバー自身から、ネットワーク経由で自分自身にアクセスできるか確認します。
まず、CVSサーバーにログインできることを確認します。
CVS password:
ここでパスワードを入力します。
エラーメッセージが表示されずに、OSプロンプトに戻ればOKです。
次に、以下のコマンドで、バージョン情報が表示されることを確認します。
Client: Concurrent Versions System (CVS) 1.11.6 (client/server)
Server: Concurrent Versions System (CVS) 1.11.6 (client/server)