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Solaris9のVirtualPCへのインストール

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Microsoft Virtual PC for Windows Version 2004は、VMware WorkStationと同様のPCのエミュレータです。 Solaris9をVirtualPCにインストールしてみました。

■インストールメモ

・ホスト側OS : Windows XP Professional

・ゲスト側OS(インストールしたSolarisのバージョン) : Solaris 9 4/04

・サウンドカードをオンにすると、割込関係の競合をエラー表示して、インストールできませんでしたので、無効にしました。

・画面の解像度 : 1024*768 256色にできました。下記のVideo関連の設定を参照してください。

Video Devices: VESA Generic Driver for VESA-Compatible Video Cards

Monitor Types: Super VGA 35.5 kHz (800x600 @ 56Hz and 1024x768 Interlaced)

Resolution/Colors/Refresh Rate: 1024x768 - 256 colors Interlaced

■注意すること、気づいたこと等

(1)VirtualPCはクライアント用です。VirtualPCがアクティブウィンドウになっていないと、実行の優先順位が下がり、実行速度が遅くなります。

(2)Microsoft Virtual PC 2004 Service Pack 1を適用する前は、以下の現象が出ていました。

仮想PCのネットワークに、ホストOSのネットワークアダプタを直接指定した場合、ホストOS上とゲストのSolaris 9の間のネットワーク速度が異常に遅くなりました。例えば、ホストOS上から、ゲストのSolaris 9 に対して、FTPのputを行ってみたところ、10Kbps程度になりました。

なお、別のPCと、このSolaris 9との間については、5Mbps程度の速度が出ており、問題ありません。

対策として、Solaris 9のネットワークアダプタは2個使用することにしました。1個は通常のLANとの通信ができるように、ホストOSのネットワークアダプタを直接指定しました。もう1個は、ホストOSとの通信専用に、Microsoft Loopback Adapterを指定(別のネットワークになります)しました。Microsoft Loopback Adapterについては、VirtualPCのヘルプをごらんください。

対策後は、ホストOSとゲストのSolaris 9の間に、Microsoft Loopback Adapterの方のネットワークアドレスを使用すると、ネットワーク速度は、上記FTPの場合で、3Mbps程度になりました。

(3)Solaris9を 「閉じる>>状態を保存」 で終了した場合、次に起動した場合、終了時の画面が復活し、とても便利なのですが、時計も終了時のままになってしまいます。気をつけましょう。